品質余話

電子基板の製造不良

マレーシアの会社が販売しているMODEMのベース基板でUSB I/F、電源回路、MODEM用のコネクタ、SIMコネクタを搭載したものがあります。
7ロット(batch)、各300枚くらいを購入していますが、毎度30%位の不良率。
フラックス上がり、ハンダ付け不良、位置ずれなどが主な内容。
3回目のロットからは余分に30%を上乗せして納入してもらっています。
この上乗せする方法は昔の中国の会社みたいですが、このマレーシアの会社では今でもそうです。
指摘した直後は直りますが、次のロットからは同じことが起こります。

HDMIライセンス契約

HDMIの装置を販売するためには高額のライセンス契約が必要です。
しかし、部品がライセンスを持っていても、それを組み込んだ製品にもさらに必要というおかしな決まりがあるようです。
というか、HDMIを名乗る全ての会社は高額のライセンス費用を払えという言い方をする場合があるようです。
ある会社がこの要求をはねつけた実例を紹介します。
大きい展示会があると、HDMIの事務局はどうも出展者のサイトを調べてHDMIの機器があるかどうかチェックすることがあるようです。
そして、引っかかるところがあると、ライセンス費用を払えと手紙を出します。
その中には展示会のブースを訪問するとも書いてあります。
この会社ではHDMI対応の認証済みI/F基板を購入して使用しており、ライセンスの決まりでは分が悪いようです。
しかしこのメールを受けた会社の社長はライセンスの決まりには触れず、「部品がライセンスを受けているのに製品に金を払えというのはおかしい」
という論点だけで撃退してしまいました。
ブースに来るという話に対しては「展示会は商品を売るためにあるのであって、ライセンスの話などされては商売上の迷惑だから来るな」
という強い調子で拒絶。
ライセンスの質問はI/Fボードのメーカーに問い合わせてくれと、メーカーの連絡先をメールに書いておくというやり方で、
どちらかというと論点をずらしながらのメールのやり取りが数回ありました。
結局、事務局は部品を改造せず実装しているだけだから問題ないということで、わざわざ証明書まで出してくれて終わりとなりました。
折れるところからは取るが、面倒な会社は相手にしないということでしょうか。



KOPiTTO 2014